■洋服屋 雑感

まず、服装というのはほぼ間違いなく異性に向けてのアピールである。
しかし、何故かこの装飾センスは唯一ただ一つの道ではなく様々なバリエーションがある。
人は孔雀では無いということだ。
我々はこのジャングルの中からひと揃えの服装を選び出さなくてはならない。
これを人はお洒落センスと呼ぶ。

そもそも、自分のセンスと異性のセンスが合致するかどうか?というところで一般的なお洒落かさんか、否かが決定するわけだが。
私が思うには、大多数の人々は自分のセンスを全世界に向けてアピールしたいと考えるような真のお洒落さんではない。
多くの一般的で善良な人々は皆「そこそこイケてる」という枠の中に収まっていたいと考えているのだと思う。

そこでである、このお洒落戦場の高級補給基地となっている「ショップ」と呼ばれるブランド服売り場であるが、何故か同姓の店員が販売を担当している。これはどういう理由なのだろう?
どう考えてもここは異性が担当するべきだと思う、服を選ぶのは異性の目にさらされる為であるから、ファッションチェックも異性が行なうのが一番正しいと思う。

「この帽子が似合うと思いますよー、かっこいいです」とか
「このスカートとてもかわいいですよ、貴方のためにあるようなものです」とか、これは異性に言われたい言葉ではないかと思うのだが?
私は女性の気持ちはわからないが、私は男の一員としてチャラチャラと大量のアクセサリーを身にまとったイケメンに似合う。似合う。といわれてもそれはあんたの趣味ではないのか?そもそもあんたのセンスはどうなんだ?あんたの今の格好は大多数の異性にとってストライクゾーンなのか?と考え込んでしまう。

やはり同じ服を選ぶにしてもかわいい女の子に薦められたいものだ。
しかし、かわいい女の子に「似合う、似合う、カッコいいですよ、こちらもどうですか?」とか言われるとやたら出費がかさみそうだなあ。