■特別な国・特別な紙

なんということだ、東ティモールに続いてモンテネグロまでが独立してしまった。
これでは我が家の世界地図がまた一段と過去の世界へと追いやられてしまう。


とはいっても、我が家では未だに冷戦が続いているのであるから、まあこれといって感慨深げでもない。


しかし、地図というのは見れば見るほど飽きないものだ。
いまではgoogle mapなんかも出来て自宅にいながら世界を旅をすることが出来る。


ちょっと考えるとまだまだ行ったことのない場所がたくさんある日本って広いよなあって思うし、
もう一つ言うなら、そんな日本も世界地図の中ではユーラシア大陸の東の隅っこにへばりついている奇妙な島にしか見えない。
もし、こんな場末の日記を眺めている奇特な方がいらっしゃるならちょっと日本人ではなく、どこか遠くの異邦人になりきって世界地図の日本を俯瞰して眺めて見て欲しい、どことなく世界の中の日本がうっすらと解ると思う。
韓国人では無いが、こんな辺鄙でど田舎の小国に世界最先端をひた走る強大な国家が鎮座するという恐怖というか羨望というか、憧れというか、そこら辺の複雑な感情をほんの少しだけ体感できる。


こういう気持ちというのは例えば、タスマニアが先進国だったとして世界の富の大部分を集積しているような国家だった場合、とか考えるとやはり日本という国はこれからも特別な感情を一身に受け続けるのだろうなと思うし、幸運にもその自覚はないということがまたいい度胸というかなんというか。


まあ、こういう筆者の暗愚を露にするような話題はここらへんにしておこうかな。(今までがどうであったかというのはご愛嬌だ。)