■雨降り止まず[雑談]

ひどい雨だ、
昔、私が住んでいた地区はよく床下浸水していた。
まあ、あまり深く詮索しない方がいいだろうが。
あの時代は治水が行き届いていなかったのか私の家の前の川は容易に溢れた、大きな台風では満潮の時刻と供に玄関まで水が来たことが何度かある。


床上浸水の経験はないがそれでも、だんだんと周囲の水が増えていく様は抗いがたい不可避の恐怖を私達にもたらした。
イコールそのまま死の恐怖というわけではなく、現実的に家を失う恐怖である。
実際に被災された方にはお悔やみを申し上げると供に、たとえ家族から死者が出なくても家を失うということはそれなりの悲劇であるのでそういう意味で捨て置けぬという気持ちもある。


こういう被害が出るほどのひどい雨というのは、本当にひどい雨で。
何度か経験するとわかるのだが、溢れる時は短時間にありえない量の雨が降るというパターンが多かった、長々と降る場合はそれほど水位は上がらなかったと思う。


まあ、私の経験則だが。
これはちょっと経験したことの無い量の雨、具体的には屋根や地面に落ちる雨の音が尋常でない場合、
雨音が大きすぎて家の中で会話が成立しづらいというような場合には避難が必要であるように思う。


あと、雨が降っていなくても川の水位があがっていく場合、その後水位が格段に上がるので注意した方が良い。


人間というのは不思議なもので、尋常で無い量の雨が降る、ある一定の量以上に達すると動物的なカンなのか急に怖くなる。
ここにいると「まずい」と感じるようになる。
私が幼かっただけなのかもしれないが、私はそういう恐怖の前兆を何度か感じた。


これから明日にかけて、梅雨前線は北上しまた日本は雨に覆われるとこになるようだ。
出来るだけ逃げれる時は逃げた方が良いと思う。
床下つまり、膝たけまで浸水すると、家から出て行く気がしなくなるが、玄関まで来るとさすがに避難を考える、問題はその時間帯以後が最も危険だということでもある。