貧乏人DANCE DANCE DANCE



いや、何が言いたいのかといえば、バイオリンが聞きたいのである。


それも、貧乏バイオリンだ。


説明しよう、貧乏バイオリンとは通常のオーケストラや弦楽四重奏などで使用される優雅な気品溢れるストラトなんとか、とか、何とか長調でどうとか、そういう高級バイオリンではなく。
主に酒場で演奏されているイメージがあるのだが、あばずれ姉ちゃんがステップ踏んだり、ろくでなしの親父がビールジョッキでリズム取ったりするアレである。
といってもいまいち説明し切れてないのだが。
演奏技術は基本的に早引きで、祭りっぽいリズムを奏でる奴のことである。


これなんていうの?知らない?
例えばリバーダンスとか、タイタニックの最初らへんにも出てきたような気がする。


なんというのだろう?
ケルトミュージックかといえばそのままそうではなく、どちらかといえばジプシーノリっぽい気がするのだが。ジプシー音楽では聞いたことが無い。


誰か知らないですか?
やっぱジプシーなのかなあ。


無知だから私はこれを貧乏バイオリンと呼んでいる、そして私は貧乏バイオリンが聞きたいのだ。
まいった、どうしよう。


貧乏とはイメージであって現実にどうなのかは知らないのだが、祭り、庶民、酒場と三拍子揃っているのでどうしても庶民が楽しむミュージックという気がする。


気がするついでに言わせてもらえば。


貧乏バイオリンを弾いているのは地味なたけの長いスカートのブロンドの背の小さいお嬢さんで、くるくる回りながらスッテップを踏み鳴らし、周りではいかついおっちゃんたちがビール片手に踊っている絵面なのだが。
そして、頃合を見てお父さんが迎えに来るのである。


そんな、CD知らないですか?