安倍さんとか、ドラマとか。



先日自民党総裁になられた安部さんだが、ま、勝敗の決まっているグダグダレースである。
どうということは無い、今更のごとく、立花隆に言われるまでもない。
誰もが知っていたこと、了承していたことだ。


だが、その当たり前の工程を、まあ、カップラーメンにお湯を入れて三分待つまでのような寸劇を、それなりのドラマに仕立てたのは誰だったのか。
なんでもない規定ごとをイベントとして是が非でも消費し、まつりだまつりだと騒がしいことこの上ない。
おかげで、民主党の代表選なんか蚊帳の外もいいところである。かわいそうに。
なんだかんだと表面では取り繕いながらも、コイズミ劇場と同じ手法で稼じゃえという意図がさら見えてしかたがない。
劇場化政治を批判しつつ食らうというのはなかなかやることがえげつなよね。
いい感じである。


アスファルトアスファルト


いや、なんでもない。


だが、小泉政権の功罪という題目で真っ先に挙げられるであろう、劇場型政治という人気取り手法は、どっちかというと語り手の問題だったのだなあ、と、膝を叩きつつしみじみお茶でも飲もうかと思う。